ラジコンの操作に欠かせない「プロポ(送信機)」は、種類が多いうえにチャンネル数・機能など確認すべき点が多いため、何を基準に選べばいいのか迷ってしまう方は少なくありません。
そこで本記事では、プロポのおすすめの選び方を、種類・目的・メーカーなどの観点からわかりやすく解説。さらに、RC初心者でも失敗しない選び方のポイントや注意点もあわせてお伝えします。
これからラジコンを始める方はもちろん、買い替えを検討している方もぜひ参考としてご覧ください。
プロポとは何か

まずは、ラジコン操作の要となる「プロポ(送信機)」について、その役割やチャンネル数の意味を初心者にもわかりやすくご紹介します。
プロポ(送信機)の役割はラジコンを思い通りに動かすこと
プロポ(送信機)の役割は、操縦者の操作を正確にラジコン本体へ伝え、意図した通りに機体を動かすことです。
ラジコンはプロポから送信された操作信号を受信機が受け取り、その情報をもとにモーターやサーボが動作する仕組みになっています。全ての動作がプロポを通じて制御されているため、プロポがなければラジコンを自由に操縦することはできません。
また、プロポは単に「動かすための道具」ではなく、操作のしやすさや安定性を左右する重要な機器でもあります。レスポンスの速さや信号の安定性、操作入力の精度などはプロポの性能によって異なり、これらの違いがラジコンの操作感にも大きく影響します。
プロポのチャンネル数とは「同時に操作できる機能の数」を意味する
プロポの大きな違いのひとつが、操作できるチャンネル数です。
このチャンネル数とは、「同時に操作できる機能の数」を意味し、用途に合ったチャンネル数を選ぶことが操縦の快適さに直結します。
ラジコンは前進・後退・左右の操作だけではなく、車種や機体によってはライトのオン・オフ、フラップ操作、カメラの向き変更など、複数の機能を備えている場合があります。しかし、プロポのチャンネル数が不足していると必要な操作が行えず、ラジコン本来の性能を充分に活かすことができません。
そのため、使用するラジコンの機能数や用途に応じて、必要なチャンネル数をあらかじめ確認しておくことが大切です。
なお、プロポのチャンネル数は「6チャンネル」や「6+2チャンネル」などと表記されます。数値が大きいほど操作できる機能の幅が広がりますが、スティック操作用とスイッチ操作用でチャンネルの割り当てが決められている場合も多いため、購入時には仕様を確認しておきましょう。
種類から考えるプロポの選び方
プロポを選ぶ際は見た目や価格に限らず、「どのタイプの操作方式なのか」「どんな周波数や通信方式に対応しているか」などを明確にすることが重要です。
ここでは、プロポの種類ごとに押さえるべき3つの選定ポイントをお伝えします。
【種類から考えるプロポの選び方】
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選び方1:操作タイプはスティック型かホイール型(ホイーラー)か
プロポの操作タイプには、大きく分けて「スティック型」と「ホイール型(ホイーラー)」の2種類があります。操作方法の違いからどちらを選ぶかで操縦のしやすさや操作感が変わるため、ラジコンの種類やご自身の好みに合うタイプを選ぶことが重要です。
スティック型は、ドローンやヘリコプター、飛行機など、いわゆる「空もの」に多く使われる操作タイプです。上下・左右を同時に細かく調整しやすく、繊細な操作が求められる機体に向いています。また、両手で操作するため、微妙な入力を安定して行うことができる点もメリットです。
一方、ホイール型(ホイーラー)はRCカーで定番の操作タイプで、片手でホイールを回してステアリング操作を行い、もう片方の手でトリガーを引いてスロットル操作を行う構造です。実際の車の運転感覚に近く、初心者でも直感的に操作しやすいのが特徴です。
選び方2:対応周波数や通信方式はどうか
プロポを選ぶ際は「対応周波数」と「通信方式」を確認したうえで、使用するラジコンと正しく通信できるモデルを選ぶようにしましょう。
というのも、ラジコンはプロポと受信機が同じ周波数帯・通信方式でなければ正常にリンクできません。規格が合っていない場合、操作が不安定になったり、最悪の場合は全く操作できなくなったりすることもあります。
現在主流となっているのは「2.4GHz帯」の周波数で、混線が起こりづらく、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
ただし、メーカー独自の通信方式(FutabaのT-FHSSなど)を採用している場合は、対応する受信機でなければ機能を最大限に使うことができないため注意が必要です。もし、すでに使用している受信機があるなら、通信方式の互換性も含めて確認しておくと安心です。
選び方3:どんな目的のために使うプロポなのか
プロポをどのような目的で使うのかを明確にすることも、プロポ選びの重要なポイントのひとつ。
初心者向け、競技ユーザー向け、趣味として楽しむ走行用、ドローンや飛行機といった空もの用など、用途によって求められる操作精度やチャンネル数、カスタム性は大きく異なります。そのため、目的に合ったモデルを選ぶことで、操作性や満足度も大きく向上します。
例えば、初心者なら操作がシンプルで価格も手頃なエントリーモデルが最適です。一方、競技向けでは応答性の高いハイスペック機や、細かいセッティングが可能なプロポが好まれます。
また、飛行するラジコンの場合は最低4チャンネル以上が必要です。思わぬトラブルを防ぐためにも、混線が少なく安定した通信方式を搭載したモデルを選ぶようにしましょう。
関連記事:ラジコンカスタムの基本|定番パーツ・改造例・買取相場を解説
初心者が失敗しないためのプロポの選び方

プロポは種類や価格帯が幅広いことから、初心者ほど「プロポ選びに失敗したくない」と不安になりがちです。ここからは、初めてでも安心して選べるように、プロポ選びで確認すべきポイントを3つに分けてわかりやすく解説します。
【初心者が失敗しないためのプロポの選び方】
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失敗しないためのポイント1:使いやすいか
初心者はまず、ご自身が「扱いやすい」と感じるプロポを選ぶことが最も大切です。
使いにくいプロポは操縦ミスやストレスに繋がるため、ラジコンを楽しむ前に挫折してしまうことも。機体の操作に慣れていない段階では、複雑なモデルよりも直感的に扱えるモデルのほうが、結果的に上達も早くなります。
また、操作性に限らず、視認性の高い液晶画面やわかりやすいメニュー構造、手に馴染むグリップ形状なども確認しておくと、より使いやすいプロポを選びやすくなるでしょう。
失敗しないためのポイント2:価格は適正か
予算に合った必要充分な機能を持つプロポを選ぶと、初心者でも失敗しづらくなります。
高価なハイスペックモデルは確かに性能面では魅力的ですが、初心者には使い切れない機能が多く、コストパフォーマンスが悪くなりがちです。必要以上に高いプロポを買うと、「こんなに高性能じゃなくても良かったかも……」と後悔する可能性もあります。
初めてプロポを使う場合は、1〜2万円台のエントリーモデルがおすすめです。高額なモデルに惹かれることもあるかもしれませんが、まずは手頃な価格帯から始め、操縦に慣れてきた段階でステップアップすれば失敗しません。
失敗しないためのポイント3:プロポと受信機の互換性はどうか
プロポを選ぶ際は、必ず「受信機との互換性」を確認しましょう。
というのも、プロポと受信機は同じメーカー・同じ通信方式でなければ正常に接続できないからです。たとえ周波数帯が同じ2.4GHzであっても、メーカー独自の通信規格が異なるとリンクできない、または一部機能が使えないことがあります。
特に初心者の場合は、セット品やメーカー純正の受信機を使用することで、設定ミスや接続トラブルを避けやすくなります。すでに受信機付きのラジコンを持っている場合は、その受信機に対応したプロポかどうかを事前に確認しておくと安心です。
失敗しないためのポイント4:技適マークが付いているか
ドローンや空ものに使用するプロポでは、「技適マーク」の有無も、必ず確認すべき重要なポイントです。
技適マークとは、日本国内で無線機器を合法的に使用できることを示す認証マークのことです。技適マークが付いていない機器を日本で使用すると電波法違反となり、罰則の対象になる恐れがあります。
特に海外製のプロポやドローン用送信機、ノーブランド製品の中には、性能が高くても技適未取得のモデルが多く見られます。そのため、購入前には「技適マーク取得済み」と明記されているかを必ず確認するようにしましょう。
失敗しないためのポイント5:メーカーは信頼できるか
初心者がプロポを選ぶ際は、メーカーの信頼性も重視したいポイントのひとつです。
信頼性の高いメーカーのプロポは、通信の安定性に優れていることに加えて、製品の品質が安定しており、故障のリスクが比較的低い傾向があります。また、サポート体制が整っている他、対応する受信機やオプションパーツの種類が豊富なのも大きなメリットです。
Futaba・SANWA・Spektrumなどは長年の実績があり、競技ユーザーから初心者まで幅広く支持されているメーカーです。初めてプロポを選ぶからこそ、価格だけで判断せず、信頼と実績のあるメーカーを選ぶことが大切です。
プロポのメーカー別の特徴
最後に、プロポの主なメーカーであるFutaba・Sanwa・KO PROPOの特徴を簡単にご紹介します。メーカーごとの強みを知っておくことで、ご自身に最適なプロポを選びやすくなるため、ぜひ参考にしてみてください。
精度の高さや信頼性を求めるならFutaba(フタバ)がおすすめ
Futabaのプロポは「精度の高さ」と「信頼性」を重視する方におすすめです。
Futabaは長年にわたりプロポ技術を磨いてきたメーカーで、安定した通信性能と高い制御精度に定評があります。
操作の遅延の少なさも相まって初心者から競技者まで幅広い層に指示されており、ドローンや飛行機など繊細な操作が要求される機体でも安定したレスポンスを実現するのが特徴です。
Sanwa(サンワ)はレスポンス性能が高く上級者におすすめ
Sanwaは「レスポンス性能を極めたい上級者」に特におすすめのメーカーです。
Sanwaの最大の強みは、入力に対する反応速度の速さにあります。スロットルやステアリング操作が素早く機体に反映されるため、俊敏な操作が求められる競技で優位性が高く、多くのトップドライバーがSanwa製プロポを愛用しています。
特にRCカー分野ではハイエンドモデルが根強い人気を誇り、コーナリングや加減速を細かくコントロールしたい場面でも安定した操作感を得られます。
操作感の良さやカスタム性にこだわるならKO PROPOがおすすめ
「操作感の良さ」や「カスタム性の高さ」を重視する方には、KO PROPOがおすすめです。
KO PROPOは細部までこだわった操作フィーリングと、パーツ交換・調整などのカスタム性に強みがあり、自分好みにプロポを仕上げたいユーザーから支持されています。
スティックの硬さや角度、ホイール位置の変更、グリップ交換など、操縦スタイルに合わせて細かく調整できるモデルが多い点が大きな特徴です。
【豆知識】メーカーのプロポかどうかで買取評価が変わる
ラジコン本体だけではなく、周辺機器であるプロポも買取対象になることをご存知でしょうか。
弊社のりもの本舗ではプロポの買取も積極的に行っており、Futaba・Sanwa・KO PROPOなどの主要メーカー製プロポは、ノーブランド品に比べて評価が高くなりやすい傾向があります。そのため、将来的に買い替えや買取を視野に入れる場合は、人気メーカーのプロポを選んでおくことをおすすめします。
なお、のりもの本舗でのプロポの買取基準は以下の通りです。
【のりもの本舗でのプロポの買取基準】
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特に技適マークが付いていないプロポは買取できないため、購入時から技適マークの有無を確認しておくと安心です。
また、ラジコン本体とプロポをまとめて売却することで、査定評価が上がりやすくなります。まとめての処分を検討している方は、ぜひのりもの本舗をご利用ください。
関連記事:箱なしのラジコンは買取できる?査定の流れから買取の際の注意点までまとめて解説
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